こんにちは!
お店は全店が営業時間を短縮。事務所もしかりです。
東京や甲府のメーカーさんは、緊急事態宣言を受けて事務所を一時的に閉鎖したり、在宅勤務に切り替わったり。ダイヤモンドも海諸外国からの出荷(輸出)ができなくなっているため、思うように手に入らない局面も出てきました。
(さっぱりした気分のときに見たスイセン。この白色がこざっぱりして見えます)
モノの流れが止まると、時間の流れがゆっくりになりますね。
今日はひととおり仕事にカタがついたから、整理整頓や清掃に着手してみました。
整理整頓はへたっぴなのですが、せかされない状況下でやるとなんとかこざっぱりとした空間を作れます。自分のペースでゆっくり。
(葉っぱと一緒に出てきた桜の花。ひょろっとした、細くて小さな木から咲いた花です)
整理整頓はアレだけど、掃除は好きです。なぜならば、必ず「完了」が待ち受けているから♪整理整頓と違って「失敗」もないし。かけた時間分の達成感を得られる!!!
今日は掃き掃除をしました。朝、花や葉っぱを掃いたのに、午後三時にはもう新たに花や葉っぱが散らばっていました。竹ぼうき(先日、カインズで新調した)でシャッ、シャッと掃き、路面だけじゃなく、空気も一緒にきれいにするつもりでサッと掃きます。
室内の拭き掃除より、屋外の掃き掃除のほうがさっぱり感が大きいような気がするなぁ〜。キレイにできた空間と、さっぱり気分の大小は比例しているのかなぁ〜。
どうでしょうか?皆さんにもありますか?「私のさっぱりはコレ!」っていうお掃除後の達成感みたいなもの。
最近、励んでいるの読書。
唐突ですが、明治の文豪はファーストネームで呼ばれるけど、昭和の文豪は名字で呼ばれることが多いなぁ、って思います。
例えば、明治の文豪は→(夏目)漱石、(森)鴎外
昭和の文豪は →三島(由紀夫)、川端(康成)、太宰(治)
(川端康成の小説は『雪国』よりも『伊豆の踊り子』よりも、『古都』が好きです)
逆に読んでみたらどうでしょうか?鴎外のことを「ねぇ、森」とかって、違和感がありますねぇ。慣れない!
さらに、三島のことを「ねぇ、由紀夫」も、なんだかダメです。調子がくるっちゃうし、拍子抜けする(笑)。
このあいだ気づいた角川文庫から出版されている三島作品(新潮文庫だけじゃなかったのねぇ)を読んでみました。
想像通りエンターテイメント感たっぷりな作品。拡張高きかつ陶酔する文体で書かれた作品がズラリと並ぶ新潮文庫とは、かなり趣が異なっておりました。
共通するところといえば、心理描写は繊細かつ、やや歪みのある人物が登場、っていう点はおなじみでございます。
(朝、出勤するときに階下から百合の花の香りがたちのぼります)
この作品を読んで、声が出ないほどびっくりしたのは安倍譲二さん(小説家)が書いた解説文。
この本の主人公・譲二は、日本で傷害事件を起こしてしまい、イギリスの高校に入れられそこもダメになり、バーテンとしてロンドンで修業し、色々あって(はしょりますが)、執行猶予中にNAL(たぶんJALのこと)のスチュワードとして働いて・・・・
(光が透きとおるときれいな色を発するこの花瓶)
って、ジェットコースターのような人生を歩む青年のことが書かれていますが、これが安倍譲二さんがモデルになっているそうで。安倍譲二さんは『複雑な彼』が発刊されてから約20年後に小説家としてデビューするのですが、そのときに『複雑な彼』の主人公の名前「譲二」をペンネームとして採用したんだそうです。
(突然ですが、つわぶきさんのカツ丼。おいしそうでした)
安倍譲二さんの小説こそ読んだことありませんが、山田詠美さんとの対談集は読んだことが。「おもしろいおじさんだなぁ〜」という印象だけが残っていました。
(これまた突然ではございますが、つわぶきさんのメンチカツ。さらに進化していて、肉汁じゅーじゅー♡美味でした)
三島も、自分が小説のモデルとして採用しおもしろい経歴の持ち主が自分の死後に小説家として大成したと知ったらうれしいだろうな。
また、楽しいおうち時間の過ごし方やおもしろい本を見つけたらお知らせしますね。