2017.10.10 Tuesday
【ベトナム・ハノイ】異空間に迷い込んだような古民家カフェ「カフェ・フォー・コー」
ハノイにある古民家カフェ「カフェ・フォー・コー」。
いまだかつて、こんなに冒険心をくすぐられるカフェに出会ったことがありません。
とっても見つかりにくい入り口を探し当て、
ようやく路地奥へと足を踏み入れると、
そこに広がるのはファンタジーな世界!
・・・・ということで、ちょっとご紹介させていただきます。
「カフェ・フォー・コー」の場所は、
Googleマップで見ても、ガイドブックを見ても、
「路地を入った奥に位置する」という表示。
ところが、探せど、探せど、その路地そのものが見つからなかったのです。
あきらめかけていたころに、
「あななたち、もしかして、カフェに行きたいの?」
・・・と、親切なベトナム人の方が話しかけてきてくれました。
私たちがうなずくと、
「入り口は、こっちよ」
と案内してくれたのが・・・・・・・・・
え〜〜〜〜〜!!!
ここが入り口!?
わらかないよーーーーーー!!!
もう、この時点で冒険は始まっています(笑)。
おそるおそるお店の奥に進んでみると・・・・・
確かに、トルソーの右奥に、細い通路が見えます。
ひょい、っと右奥を覗いてみると・・・・・・・・
路地が続いていました。
奥のほうに灯りが見えます。
そのまま進んでいくと・・・・・・・・
こんな空間が出現します。
壁一面に鉢植えの植物と、たくさんつるされた鳥かご。
間接照明のようなオレンジ色の光があたりを包んでいました。
入り口からもうすでに異空間です。
ズラリと並んでいるオートバイがかろうじて現実感をとどめている、
という感じでしょうか。
鉢植えの観葉植物がたくさん。
たくさんの鳥かごがつるされていて、
その全てに美しい小鳥が入っていました。
「小鳥をめでる」というベトナム人男性のたしなみの表れがここにも。
カフェの入り口はというと・・・・・
ここ。細い階段を上っていきます。
中二階あたりでふりかってみると、この光景。
欄干の向こうにもカフェスペースがありましたが、
誰も座ってなくて、まるで映画のセットのようでした。
さらに、階段を登り続けますと・・・・
後ろを振り返ると、もうこんなに登ってきています。
かなりの高さまで来ました。
下をのぞくと、カフェのバックヤードの様子が見えました。
ここで、おいしい飲み物が作られているんですよね。
3階の扉を開けると、仏壇のような間に迷い込んで、
「うん、ここはカフェじゃないよね」
と、アオジと言い合って(笑)、
さらに狭い狭い螺旋階段のぼっていくと、
ようやく「カフェ・フォー・コー」が見えてきました!
ここの上が、カフェのスペース!!
名物だと言われるエッグコーヒーを飲みながら
「ひゃぁ〜〜〜、甘いねぇ!」
と言い合いながら、一日の疲れを癒しました。
もう、23時近くでしたが、ハノイの夜風に吹かれながら
夜カフェを楽しみました。
フランスからベトナムへコーヒーがもたらされた当時、
コーヒーはお茶よりも高級なものとされ、
奥まったところで飲まれることが多かったそうです。
そんな背景もあって、ハノイのカフェは屋内が多いんだそうです。
摩訶不思議な入り口〜路地を通ってたどり着くカフェ。
ちょっと冒険心がくすぐられますよね。
ハノイに行ったら一度はぜひ訪れてみてくださいね。