お稲荷さんの狐の置き物、どこで新調できる?

明日は立春以降、初めてやってくる「午の日」。そう、初午です!

 

皆さまは稲荷神社に参拝しに行きますか?それとも、皆さまのご自宅でも初午祭を行いますか?

 

御殿場ですと「自宅の庭にお稲荷さんの祠がある」という方が少なからずいらっしゃって、そういうお宅だと、五色の幟(ごしきののぼり)を建てて、お供え物をして、みんなで五穀豊穣や商売繁盛を願う・・・という初午祭を行うようですね。弊社の事務所でも初午祭をこぢんまりと執り行います。

 

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《東京・赤坂にある豊川稲荷。初午祭の前日とあって、着々と準備が進められていましたよ》

 

お稲荷さんの祠が2か所ありまして、そこには狐(きつね)の置き物が置かれてあるのですが、しっぽがかけていたり、土台が割れていたりしていて、ちょっと気になっていました。

 

社員さんがボンドでくっつけてくれたりして(笑)、だましだまし使っていましたけど、「今年の初午の前までには、狐の置き物を新調しようね」。そんな話を家族としていました。

 

最初に迷ったのが、「新しい狐の置き物はどこで買えるの?」、そして「古くなった狐の置き物はどうすればいいの?」です。

 

まず、「新しい狐の置き物はどこで買えるの?」について調べてみますと、ある程度大きめの稲荷神社で売っているようです。御殿場市内には、稲荷神社が一か所ありますが、ここは無人の神社でした。

 

というわけで、「どのみち御殿場市外に出るのであれば、東京の大きい稲荷神社に行こう!」と思いまして、赤坂の豊川稲荷東京別院へ赴くことにしました。

 

《いかにも「東京」って感じの光景。巨大な案内看板に高層ビル》

 

ちなみに、狐の置き物はAmazonでも買えます。歩くのが困難で、お一人暮らしで・・・という方は、Amazonが便利かもしれません。我が家では、おかげさまで健康で、時間も作れる環境でしたので、今回は稲荷神社へ直接赴く方法を選びました。

 

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《東京・赤坂にある豊川稲荷の入り口》

 

念のため、狐の置き物を販売しているかどうかを豊川稲荷へ電話確認してから神社へ向かいました。売っている場所が、「お茶屋さんですよ〜」とのことだったので、当日行ってみると・・・・

 

ここ!「菊家」というお食事処。場所は、豊川稲荷の敷地内で、奥の方(渋谷方面)に進んでいくと見えてきます。

 

ここで、新しい狐の置き物を求めました。「お清めしますね」と言うので、塩で清めるのかと思いきや、火打石でカチッ、カチッ、と火花を散らしました。

 

これは、切り火といって、厄除けのための日本に古くから伝わる風習だそうです。ちなみに、この火打石もAmazonで買えます(Amazonは何でも売ってるなー)。

 

こちらの菊家さん、大変に良い空気が流れているなぁ、と感じたお店さんでした。扉をガラガラと引くと、あったかい空気が足元から立ち昇り、こぢんまりとした空間のなかにお出汁の香りが充満していて、心がほかほかして、いっぺんに幸せな気持ちになりましたよ。

 

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入り口の階段を登るとすぐ左側に、こんな看板が立った納め処があります。ここへ古い狐の置き物を預かってもらえます。

 

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ここの窓の向こうに木箱があり、そこが古くなった狐やお札の置き場所。手前に賽銭箱がありますので、そちらへ御心づけも併せて置いていきます。

 

さて。狐の置き物の新調が無事に終わってから、お稲荷さんへの参拝、敷地内を歩いてみました。

 

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京都・伏見稲荷大社には、朱色の鳥居がずらりと並んでいる”千本鳥居”が有名ですが、豊川稲荷では、たくさんの狐がズラリと列をなしていたり、塔のようなところにたくさん置かれてあったり。

 

あちらを見ても、こちらを見ても、狐、キツネ、きつね・・・。それがとても印象に残りました。

 

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《初午祭の前日だったので、豊川稲荷さんも、その準備中》

 

わが社でも明日は初午祭。五色の幟、お赤飯、魚、野菜、そしてお揚げさん。気持ち新たに明日を迎えたいです。

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