どうして富士山に笠雲がかかったら雨が降るの?

皆様、こんにちは。

 

昨日の午前中は、ユニークな形の笠雲が富士山にかかりましたね!ご覧になりましたか?「仕事だったよ〜」「授業中だったよ〜」という方へ・・・・・

 

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《2018年2月10日午前中 御殿場市内》

 

私には、バームクーヘン(昔ながらのドイツの!)のように見えましたが、「ラピュタみたい」「綿菓子みたい」と形容する方もいらっしゃいましたー。なるほどね!どれも的確だなー。

 

いつもの笠雲だと、もっと笠らしい形をしています。菅笠(すげがさ。ベトナムの人がかぶっている、あの笠です)のような形。ところが、今日の笠雲は笠というより、帽子でした。

 

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《笠雲の周りには青空がすっきりと広がっていました》

 

「富士山が笠をかぶれば近いうちに雨がふる」という言い伝えのとおり、この写真を撮影した数時間後、雨が降りだしました。御殿場に住み始めて3年ほど経ちますが、笠雲がかかるとほとんどの確率で、そのあと雨が降ります。

 

どうしてなんだろう・・・・?と不思議に思って調べてみましたよ。

 

富士山に笠雲がかかっているということは・・・⇒上空に強い風が吹いている証拠&上空に湿った空気がある証拠 ⇒雲が発生しやすい条件が整っている ⇒周りの空にも雲ができてくる ⇒雨が降りやすい・・・

 

ということでした。意外とシンプルなメカニズムでした!

 

それよりもびっくりしたのが、笠雲は常に入れかわってるということ。本当かな〜、って、まだちょっと疑っているのですが(笑)、理屈としてはこうです。

 

山肌を吹き上げていった風と上空の湿った空気がミックスされて、富士山の山頂で雲が発生する。吹きあがった風が、富士山の山肌をつたわって吹き下ろされるところ(=風下)で雲が消える。これが、ずっと繰り返されている、って言うんです。

 

一見、同じ雲がずっとそこにあるように見えますが、実はすごいスピードで雲の実体は入れ替わっているということ???なんだか、人間の体のようでびっくりしました。

 

そうそう・・・・

 

久しぶりに、「いいね!」をたくさん頂けたり、リツイートしていただけて、嬉しかったです!富士山の笠雲は人気だなぁ。

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