2018.03.04 Sunday
京都の味を思い出しつつ作る、”大根と鶏肉の炊いたん”
食べるとついつい、懐かしくなるものってありますか?綿菓子?お母さんの煮物?小さいころに買ってもらった駄菓子?キャンプ場で食べたカレー?初めて飲んだお酒の味?
私にとってはこちらが、そうです。半兵衛麩(京都)さんの生麩。AOKIで売られていました。まさか、京都の生麩が(それも名店の生麩)ここで手に入るとは思っていなかったので、かなり嬉しかったぁ〜!
実は、京都にはもうひとつ名店があって錦市場の麩嘉(ふうか)さん。家から近いのは麩嘉さんだったので、普段は、こちらでよもぎ麩を買っていました。ただ、半兵衛麩では、忘れられない楽しい思い出があって、ついつい、AOKIで立ち尽くしてしまいましたーー!
今日は、この生麩を使って、「大根と鶏肉の炊いたん」をつくりました。(※”炊いたん”は京ことば。「炊いたもの=煮物」という意味)
ふだんはめったにやらない、大根の面とりをしてみました。・・・・にも関わらず、お箸でもちあげると、ほろりと崩れたよ(涙)。
そうそう。”春大根は冬大根よりも水分が多い”と言われているように、大根に隠し包丁を入れるときに、じゅわっと水分が表面に浮き出てきました。
ル・クルーゼに入れて、蓋をしてバババーーーーっと作る煮物も簡単で良いけど、原始的に(!?)フライパンだけで作るのも、良いですね。鶏肉もやわらかく仕上がるよう砂糖をまぶしました!出汁は、京都のことを思って昆布出汁。
余った生麩は、田楽に。生麩を好みの厚さに切って、トースターで焼いて、柚子味噌(手前)と田楽味噌(奥)をちょこん、と。
とにかく、AOKIに行けば京都の生麩が手に入るとわかって、嬉しかったです。場所は、厚揚げとかがんもどきとかが売られているところに、めっちゃひっそりと置かれています(笑)。
しかも、スペースの都合上なのか、手前から奥に向かって「よもぎ麩」と「あわ麩」交互に並べられているため、通路から見ると、まるで一種類しかないように見えますが、実は二種類あります(笑)。