【熱海市】建物の構造がおもしろいMOA美術館

「いつになったら、展示室にたどり着けるんだろう・・・」最初、この美術館を訪れたときはわくわくしました。

 

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《巨大エスカレーター》

 

エントランスから展示室まで、大小合わせて7カ所(だったかな?)のエスカレーターを乗りついでくんです。MOA美術館(熱海市)です。

 

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《このエスカレーターは、登りきったところにドームがあります》

 

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《ドームの天井がある「円形ホール」。このように光で模様が描かれていて・・・・》

 

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《色も変わります》

 

かなりの急こう配の場所に建てられているMOA美術館。エントランスへのアプローチは2か所あります。ひとつは、バスが止まる駐車場からのアプローチで、「エスカレーター入り口」と呼ばれている場所。こちらから入った方のみ、このエスカレーターの連続を楽しめます。

 

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もう一つは、3階の駐車場から2階へ降りて美術館へ入るというル―ト。その場合は、巨大エスカレータ―の連続のがこの美術館にあることすら知らない方もいらっしゃるかも・・・(涙)。

 

せっかくMOA美術館にいらっしゃったのであれば、ぜひ昇りでも下りでも良いので、エスカレーターを乗りついでみてくださいね♪

 

さて。今回の目的は、尾形光琳の国宝「紅白梅図屏風絵」でした。毎年2月に公開される見事な屏風絵です。

 

絵が飾られている部屋に入ったときは、誰に、何も言われなくても、あの絵がそうなんだ!ってわかりましたよー。あきらかに部屋の空気を変えていて、力のある屏風絵でした。

 

左の白梅と、右の紅梅。枝がメインの白梅と、しっかりとした幹が描かれた紅梅。余白は落ち着きのある金色。絵のテーマが梅という可愛らしいモチーフが描かれていましたが、絵から漂う空気感は荘厳なものがありましたよ。

 

3月13日(火)まで展示されています。お近くの方はぜひ、この時期に、絵の中の梅の花も楽しんでみてください!

 

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