2018.03.09 Friday
宝石のアクアマリンは水の色?空の色?
今日は3月の誕生石でもある「アクアマリン」の名前について書いてみようと思います。
職業柄、宝石のことについて調べる機会があるのですが、アクアマリンについては、
「どうして、空の色みたいな色をしているのに、「海の水」と名付けられたんだろう・・・・?」
と、つねづね不思議に思っていました。
透きとおった美しいブルーの宝石、アクアマリン。清澄な青色をもつ「アクアマリン」はラテン語で「海の水」という意味なんです。(「アクア(Aqua)=水」で、「マリン(Marine)=海」)水に関連する言葉が重なって宝石名になっています。
でも、実際の宝石の色は、海の色というよりも・・・・・・・
空の色のほうが近いかな?・・・・・、と思っていました。アクアマリンの青色には、ふわっとした軽さがあって、それは空を見上げたときに湧きおこる気分にも似ていて・・・・。
さらに言うと、宝石のアクアマリンほど透き通った海の色ってあったっけかな〜?モルディブとかに行けば、見れるのかな(笑)?
でも、どうして古代の人は、空の色ではなく、水の色の名前を付けたんだろう?と不思議でした。
水がないと、人間が生きていけないから?
水を珍重する意味で、「アクアマリン」って付けたのかな?
水から生命が生まれてくると本能的に知っていたから?
自分の命の起源を忘れないように「アクアマリン」なのかな?
・・・・・と、あれこれ推測。インターネットで調べてみても、「これ!」という答えは見つかりませんでした。でも!
古代ローマ人は、アクアマリンは、古代ローマの海の神ネプチューンと深い関係があると信じていたそうです。そして、それがゆえに、船乗りさんたちののお気に入りの石でもありました。(航海するときの遭難から守ってくれるお守りとして使っていた)
「海」と深く関わりがあった宝石だから、見た目の色よりも、神話のほうが優先された結果、「アクアマリン」になったのかな・・???
あくまでも、今のところの推論ですが・・・・。真偽のほどは、もうちょっと時間をかけてじっくりと調べてみないといけません。何か、ご存知の方がいらっしゃったら教えてくださいね(#^^#)