庭に山椒の木が生えていることが判明♪

皆さま、ようこそヤマトヤガーデンへ♪

 

P1060419_R.JPG

《山椒の実》

 

あ、いえ、そんなガーデンは実存しませんでして、私がヤマトヤ本部の敷地内で、季節の花や木々を見つけては、勝手に”ヤマトヤガーデン”とか言っているだけです(笑)

 

今朝、ふとした折に山椒の木があることが判明(←私が知らなかっただけだけど)。周りの木々に比べると細くてひっそりと生えており、隣に生えているラズベリーの木のほうが存在感があって堂々としていました(笑)。

 

P1060417_R.JPG

《木の芽》

 

山椒の木の若葉は”木の芽”と呼ばれていて、懐石料理や割烹では欠かすことのできない食材。特に、お椀の吸い口に木の芽が使われているときは、お椀の蓋を開けた瞬間に立ち昇ってくる、あの独特な香りのおかげで、珍しく雅(みやび)な気持ちになるんですよね〜。

 

そうそう。ご存知ですか?木の芽の香りの出し方。両手の手のひらで”パンッ”と勢いよく叩くんですよ!さっそく、私も朝からパンッと手のひらで叩いて、木の芽の香りをかいできました〜。

P1060413_R.JPG

木の芽の香りをかぐだけで、懐かしい記憶がよみがえって、頭がぽーーーーーっとしてきます。うれしすぎて夢のよう。

 

福岡で生まれ育った私が初めて木の芽を口にしたのは15歳のときのことでした。8歳年上の姉が、私の高校合格のお祝いに、ということで京都の懐石料理屋へ連れ出してくれました。

 

・・・・・ってなんだか、おハイソなご家庭のように聞こえるかもしれませんが、そうではなくて。姉妹ともにおいしものを求めるときの行動範囲がずばぬけて広すぎる(笑)、ってことだけでございます。えぇ。

 

なぜ、姉はわざわざ京都まで行って懐石料理を祝いの食事に選んだのか?今、思えば、めったに姉妹で会えなかったからかなぁ〜?なんて、思います。

 

私が小学校4年生のとき、姉が東京の大学へ進学して以来、私たちは東京と福岡で離ればなれに暮らしていました。年に一度会えるかどうか・・・・という状態。普段、会えないぶん、私の高校合格を華々しく祝ってあげたい、という姉の気持ちがあったのかなぁ〜?と。

 

で、そのお店で頂いた”お椀”のなかに入っていた木の芽の味、曲水の宴の器、そしてデザート。見るもの、味わうもの、香るもの、初めてのことばかりでした。

 

木の芽は、それ以降の私の和食人生でも繰り返し登場してきて、柚子の皮と競り合うくらい、お椀の吸い口のなかでは大好きです。

 

はーーー、今日から木の芽を食べよう(笑)。うん、そうしよう!

1