ポーラ美術館で、目玉おやじのルーツに会う!?「ルドン ひかられた夢 幻想の世紀末から現代へ」展

 

今日は冷え込みましたね。事務所(御殿場市の仲町付近)にある垣根に山茶花の花が咲いていて、もう冬本番です。事務所で座っていると、足元も冷えてきます。

 

10月に、おもしろい企画展に行ってきました。箱根のポーラ美術館。企画展は「ルドン ひらかれた夢 幻想の世紀末から現代へ」というもので、これが興味深かったのです。

 

ルドンはフランス生まれの画家。出かけたり旅行をしたりする人ではなく、顕微鏡をのぞき込んだときの世界に魅入られ、内面へと深く目が向いた画家。だからなのかな、幻想的な作品や、奇怪なモチーフの版画が多く展示されていました。

 

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「ゲゲゲの鬼太郎」の目玉おやじ(?)も、ルドンの作品を参考にしたとのこと。うん、なんかわかる〜、って思いました。日本のマンガに与えた影響についての紹介も興味深く読みました。

 

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幻想的かつ奇怪なテーマだけでなく、こういったお花を描いた絵も素敵でしたよ。こういう画風はルドンが晩年になってからのことだそうです。

 

 

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御殿場は山の中にある街ですが、箱根はもっと山奥にあります。そして、ポーラ美術館は、そのまたさらに山奥。ひとりで車を走らせていると、だんだん寂しくなってきますが(笑)、ガラス張りのキレイな建物が見えてくるとホッとします。

 

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美術館に入って、展示室の入り口。ポーラ美術館は山の中にあるのに、採光たっぷりに作られていて、館内どこにいても明るく感じます。

 

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観賞中に頭がボー―っとしてきたら、カフェでコーヒーと甘いものを摂取して、また展示室に戻ります。鑑賞も体力勝負!私の場合は、イヤホンガイドを聴きながら説明書きも全部読んで理解したい派なので特に時間がかかってしまいます・・・。今回は3時間くらいかな。

 

今回の「ルドン ひかられた夢 幻想の世紀末から現代へ」には、実は2回行っています。1回目はタイムアウトで十分に観賞することができなかったので、5日後に再訪。おかげで、いつものごとく、ルドンの人生にどっぷりとつかり、親友(笑)になった気分になれました。

 

この展覧会は12月2日まで行われています。ご興味のある方はぜひ、箱根に行ってみて下さいね♪

 

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