2019.01.07 Monday
『100万回の言い訳』(唯川 恵)
新年の一冊目(・・・って読み始めは去年からだけど)は『100万回の言い訳』(唯川 恵)でした。
士郎と結子の夫婦の住まいとなるマンションで火災があり、商家のために部屋中が水浸しになる、ってところから話が始まります。夫婦以外に、志木子、陸人、許子、伊島とのかかわりの中で、夫婦とは何か?を問う作品。
途中、佐久が志木子にかける長台詞があるのですが、本筋とは関連が薄い場面ながらも、心がじんわり。印象に残った場面でした。
長編小説って作品と長い時間を共にするため、「自分の時間をこの作品に捧げて良いのか?」と慎重に作品選びをしますが、唯川作品は深くおもしろく、相性が良いみたいで良かったぁ。
このあとも2作品ほど読んでみます。