前編〜久呂川(くろかわ)さんの七月のお食事

 

「アオシマさんは常に何かを食べているけど、何が一番好きなの?」

 

って、たまに聞かれます。

 

そんなときは、迷うことなく「和食です!」って答えます。

 

もともと、味覚があんまり繊細なほうではないのですが、

たくさんの和食、懐石料理、割烹料理を楽しむにつれて、

和食の繊細な味付けに魅了されるようになりました。

 

昨晩、ちょっとした記念の食事を久呂川さん(御殿場市・二枚橋)でしてきました。

 

「せっかくなので良いものを頂きたいなぁ」

 

久呂川さんへお邪魔するときは、「せっかくなので」精神がはたらいて、

良いお料理をお願いします。

 

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先附は、焼き茄子の琥珀寄せ。

雲丹(うに)、オクラ、トマト、そして胡麻のソース。

清涼感でいっぱいの一品です。

 

個人的には、これだけで冷酒を頂きたいくらい!

(このときは、まだ瓶ビールを飲んでおりました)

 

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続いて、お椀。

 

・・・・とは言え、冷製のお椀!

通常、お椀は漆塗りの椀に出てくるあたたかい食事であることが多いのですが、

こんな形でいただくのは初めてのこと。

 

しかも、器の美しいこと、美しいこと!

 

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凛としていている器。

 

夏野菜のすりながし。

ダイス上にカットされた、赤いパプリカ。

夏の京をしのばせる鱧(はも)も入っていて、

かなり夏気分がもりあがりました。

 

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さらに、気分が盛り上がったのはお造り(おつくり)。

 

盛り付けが美しすぎて、

まるでアートのようでしたよ〜!

 

マグロ、以下、鯛・・・。

 

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イカにまぶされたのは唐墨(カラスミ)の粉。

カラスミは久呂川さんとこの自家製です。

 

続いて、八寸(はっすん)で目を引いたのが・・・

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鮎の塩焼きでした!

 

今年、食べられるとは思っていなくて、あきらめかけていたので嬉しかったな〜。

めずらしく蓼酢(たでず)ではなく、かぼすを絞って頂きましたよ!

 

八寸(はっすん)はかなり大皿で出てきます。

食べる側の目線も・・・・・

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あっちを向いたり・・・・・

 

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こっちを向いたり。

 

湯葉寿司、かぼちゃそうめん、さつまいも、みょうが、お肉などなど。

どこを見ても八寸の大皿には、美しい盛り付けでおいしいものが並んでいました。

 

お酒は、「喜久酔」、「大七」、「黒龍」と頂きました。

さわやかですっきりした飲み口、辛口でしっかりした飲み口、いろいろと。

 

そうそう。

 

日本人なら誰しもが日本酒の味の違いが感じ取れると思うのですが、

外国人からすると、全部「Sweet」って感じるそうなんです。

 

日本人は世界でも類まれなる繊細な味覚の持ち主だからこそ、

日本酒の甘口・辛口も、味わいわけることができるんですって!

 

あ〜、日本人で良かったな♡

 

そんなことで喜びつつ(笑)、久呂川さんのお食事の後編にいきます〜!

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