2014.10.25 Saturday
昔ながらのお餅つき
先日、家電製品の展示会へお出かけしました。
社員さんたちは女性も男性もみんなにこにこ。お菓子のつかみどり、テントで配られるフランクフルト、その向かいのテントでたくさんの方々が熱中していた砂絵。。。
なごやかな空気が流れていました。会場で家電製品を見ていたら、
「皆様、お餅つきが始まりますよーー」
「もしよかったらどうぞ〜〜」
と、外にいる社員の方から呼び声がかかりました。
相方は杵(きね)を持って、ぺったん ぺったん、お餅をついていました。
今や、なかなか見かけることのない大きな木製の臼で
ぺったん ぺったん ほいさ ほいさ
ぺったん ぺったん ほいさ ほいさ
お餅つきって、それ自体がおめでたい感じがします。この日は、特にお祝い事があるわけでもなかったのですが、たくさんの人たちがいる中でつきたてのお餅を頂いていたら、おめでたい気分になってきました。
きな粉がまぶされたつきたてのお餅。お餅はこの食べ方が一番好きです。
会場をぐるりと回ってみると、お正月用のお餅(鏡餅・のし餅)が販売されていました。
赤い線に沿って切り取るのし餅。必然的にお餅の形は四角になります。お雑煮に用いるときお餅の形は、東日本と西日本でくっきりと分かれていますね。
※日本鏡餅協会さんのHPにとってもわかりやすい地図が掲載されていますので、ご参照くださいね♪ http://www.kagamimochi.jp/saguru/page4-2.html
東日本は四角い形をした”角餅”を焼いてお雑煮に用いますが、西日本では”丸餅”を茹でてお雑煮に用います。
私は、こういう食文化の違いを目ざとく見つけては嬉々としているので、のし餅を見かけたときも「食文化の違いここにありき!」と一人で盛り上がっていました。
海苔、ねぎ、麺類、お出汁、お醤油など、地域によって大きく異なる食文化。本で見たり聞いたりしていても、実際に目の当たりにしたときが一番楽しいんですよね。
御殿場暮らしのなかでおもしろい食文化の違いに遭遇したら、またご紹介いたします。